多肉植物窃盗、容疑の男逮捕　伊豆シャボテン動物公園、240万円相当

　伊東市の動植物園で観賞用に展示されていた高額の多肉植物を盗んだとして、伊東署は13日、窃盗の疑いで下田市東中、介護福祉士の男（49）を逮捕した。

　逮捕容疑は1月下旬、伊東市富戸の伊豆シャボテン動物公園で、多肉植物8株（計240万円相当）を盗んだ疑い。同署によると、防犯カメラの映像などを基に容疑者を特定した。認否を明らかにしていない。同署は転売目的の可能性も視野に動機などを調べる。

　同園によると、盗まれたのは温室内で展示していたメキシコ原産「クロゲンリュウ」の子株。1株当たり10～15センチ四方の大きさで、30万円程度の市場価値があるという。1月23日夕の見回りで被害が分かった。防犯カメラを調べたところ、同日午後1時半ごろ、植え込みに立ち入る不審な男の姿が映っていた。親株の脇にあった子株をむしり取ったとみられる。同24日に同署に被害届を提出した。

　中村智昭園長は「身近に見てもらうために手の届く場所に展示しているが、盗んではいけない。遺憾に思う」と憤った。ほかに目立った被害は確認されていないが、防犯カメラなどの対策を強化するという。

静岡新聞
3/14(木) 6:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/cbabf63832e8aef4ef60ace80d1362932747d6e3